4日、米国大統領選でジョー・バイデン氏の勝利の機運が高まったことで、1ドルが5・55レアル以下に下がった。5日付伯字紙サイトが報じている。
4日の集計で、ウィスコンシン州とミシガン州でバイデン氏が勝利し、当選に必要な選挙人をあと17人(メディアによっては6人)としたことで、当初から市場が予想していた通りになったとして、ドル安が進んだ。4日は5・6543レアルで終えていたドルは、5日は5・52レアルまで落ちた。
9月以降、欧州でのコロナウイルス第2波などの影響を受け、ドル高レアル安傾向が続き、10月28日には5・7599レアルまで上がっていた。
5日は、ブラジルの日中に開票作業が進んでいなかったこともあり、17時過ぎの段階では5・5459レアルと大きな動きはなかった。なお、旅行用のドルも6レアル台を割って5・8115レアルとなった。