10月に行われたボリビアの大統領選で当選を果たしたアルセ氏が爆弾テロに遭ったことがわかった。6日付伯字紙サイトが報じている。
アルセ氏が所属する政党・社会運動(MAS)によると、アルセ氏が5日に首都ラパスにある同党本部で、同党幹部らと共に政府の今後などについての会議を行っていた際、何者かが党本部をダイナマイトで攻撃したという。
MASによると、この攻撃による負傷者などは出なかったが、国防関係者がこの事件に関するコメントを行っていないこと、アルセ氏に対して十分な警備を行っていなかったことを不服とする声明を行っている。
ボリビアでは昨年、大統領選をめぐり、アルセ氏の前任のエヴォ・モラレス氏の4選に国民の強い反発が起こったのをきっかけに、極右集団が暴徒化。命を狙われたエヴォ氏が亡命する騒ぎが起きていた。
アルセ氏の大統領就任式は8日に行われるが、左翼政権を嫌うボルソナロ大統領は出席しないと見られている。