サンパウロ州政府とサンパウロ市市役所は12日、ブラジルでのF1グランプリ(GP)を市内のインテルラゴス・サーキットで開催する契約を、2021~25年の5回分更新したと発表した。12日付現地紙サイトが報じている。
ジョアン・ドリア聖州知事が発表したところによると、「F1の開催は2025年まで延長された。ブルーノ・コーヴァス・サンパウロ市市長とF1の開催を管轄しているリバティ・メディアとの間での契約更新が正式に確認された」という。
同知事は「契約締結はサンパウロ市、サンパウロ州、ブラジルの勝利だ」と誇らしげに語った。コーヴァス市長によると、正式な署名は数日中に行われ、来年の開催日は11月14日。5年間の延長もありうるという。
F1の開催をめぐっては、ボルソナロ大統領もリオ市ジャカレパグアー・サーキットでの開催を熱望しており、昨年6月にF1最高責任者のチェイス・キャリー氏がサンパウロ市での会合でブラジルを訪れた際に行った会合後、「21年以降のF1は99%、リオで開催だ」と一方的に宣言していた。
インテルラゴス・サーキットは民営化も噂されていたが、実現には至っていない。2019年のF1はサンパウロ市に67万レアルの歳入をもたらし、8500人の雇用も生んだ。