複数の女性に性的暴行を働いたとしてカドモト・タダシ氏が起訴され、先月にサンパウロ州検察局が受理したと伯国内メディアが連日報道している。
グローボ局報道によると、昨年末にカドモト氏の経営する治療院に摂食障害を治療するため通っていたという女性が、州検察局へ性的暴行を受けたと通報していた。同氏は催眠を用いた治療をすることから「瞑想の達人」と一部で呼ばれていた。
サンパウロ市ヴィラ・マリアナ区ジョアキン・タボラ街にある同治療院に通っていた女性3人に対し、カドモト氏が5回の強姦を行った容疑があるとし、州検察局へ起訴状を提出したが、10月29日のサンパウロ州第16裁判所で行われた裁判では逮捕要請は否決となった。
しかし、今月11日に新たに4人の女性が同様の性的暴行被害を受けていたことがわかり、検察庁から再び起訴されている。
カドモト氏は10月12日に自身のSNS上で容疑を否定する動画を公開し、「私も他の人同様に欠点があり、過ちを犯しますが、犯罪行為をしたことはありません」と釈明しており、現在は治療行為などから離れているという。