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《ブラジル》アマパー州で再度の大停電=復旧開始かと期待した矢先に真っ暗闇

18日未明まで続いた抗議行動(18日付G1サイトの記事の一部)

 【既報関連】3日に始まった広域停電の復旧が徐々に広がっていた矢先のアマパー州で17日夜、2週間で2度目となる広域大停電が発生したと18日付現地紙、サイトが報じた。
 18日朝の報道では、17日の広域大停電は午後8時半頃に発生。「同州全域が停電した」や「13市が停電」との情報が入り乱れている。
 エレトロノルテ社によると、今回の停電はコアラシ・ヌネス水力発電所でのトラブルが原因で、外部的な原因と説明した。だがその後の報道では、水力発電所で発生した短絡(ショート)が原因との説も流れている。

 いずれにせよ、3日から続く停電の復旧がようやく始まったと、住民が安心し始めた矢先に起きた再大停電に、庶民の怒りは爆発した。マカパー市とサンタナ市では、17日午後11時半から18日午前3時までの間に少なくとも9回の抗議行動が起きた。
 最初に起きた抗議行動はマカパー市北部の主要道路であるカルロス・リンス・コルテス大通りの封鎖。軍警によると、これ以外にも、混乱が生じる前に防止した抗議行動が3件あったという。
 全国電力システム運営機構は一刻も早い修復を約束し、午後11時前から徐々に電力が戻ったが、今回の再停電で完全修復はさらに遅れるとの見方が出ている。
 マカパー市の市長・市議選は12月13日と予告されていたが、選挙裁判所は17日、一次投票は12月6日、決選投票は同月20日との予定を発表した。