11月29日に行われた全国市長選の決選投票で、投票を棄権した人が1110万人を記録したと、11月29日付現地サイトが報じている。
この数字は、この日に決選投票が行われた57市の有権者の29・50%にあたる。14、16、18年の選挙の際は21%程度だった。
今回の投票を棄権者の数に関して、選挙高裁は「我々の予想よりも多い」としながらも、「コロナに感染した人や兆候のある人、感染を怖がる人もいたであろう」とし、国民に対する理解を示した。
選挙高裁によると、同日午後5時までに、専用アプリ「e―Titulo」で投票に行かない理由を報告した人は、全国で66万7714人いた。報告を行っていない人は向こう60日間に、アプリを使うか最寄りの選挙登記所に行き、投票しなかった理由を説明しなければならない。
棄権率が最も高かったのはゴアイス州ゴイアニアの36・7%で、ミナス州ゴヴェルナドール・ヴァラダーレスとサンパウロ州リベイロン・プレットの35・6%がそれに続く。
州都での棄権率2位はリオ市の35・4%で、当選したエドゥアルド・パエス氏の得票数を上回る170万人が棄権した。
棄権率最低はバイア州ヴィトリア・ダ・コンキスタの18・1%で、セアラー州カウカイアの18・6%がそれに続く。
州都での棄権率最低はパラー州ベレンの20・7%で、ペルナンブコ州レシフェの21・2%が2位だった。