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《ブラジル》コロナバック工場を点検=ワクチン承認の最終段階

 国家衛生監督庁(ANVISA)は11月30日から、新型コロナウイルスのワクチン「コロナバック」の製造元である中国のシノバック社の工場視察をはじめた。11月30日付現地サイトが報じている。
 コロナバックは、早ければ来年の1月からのブラジルでの接種に向け準備が進められているが、そのためにはANVISAの最終承認が必要となる。

 今回はANVISAと、コロナバックのブラジルでの共同開発を行なっているサンパウロ市ブタンタン研究所のスタッフが中国に出向き、運営の安全性や質などの点検を行なっている。今回の作業は4日まで行なわれる見込みだ。
 ANVISAがこうした点検を行なうのはコロナバックに限ったことではなく、イギリスのオックスフォード大学がアストラゼネカ社と共同で開発しているワクチンに大しても行なわれる予定であることが明言されている。