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ワッツアップ乗っ取り詐欺=ショートメールに要注意

 11月18日午後2時頃に邦人駐在員がワッツアップ乗っ取り被害にあったとして、在サンパウロ総領事館(桑名良輔総領事)が注意喚起を呼びかけている。
 乗っ取りは被害者の携帯電話に見知らぬ携帯電話から「保健省とフォーリャ紙が共同で新型コロナウイルス感染症についてアンケートを取っている」と協力を仰ぐ電話がかかり、「体調は良好か、発熱は無いか、周囲にコロナ感染者はいないか」等の質問をされたという。
 質問に応じた直後に被害者の携帯電話にショートメールで6桁の確認番号通知があり、先方から同番号の教示要求に応じたところ被害者のワッツアップが乗っ取られ、アプリに登録されていた連絡先宛に金銭を要求するメールがポルトガル語で送信されたというもの。
 同事件に際し、在聖総領事館は注意と防犯対策を呼びかけている。対策については次の通り。
(1)当地でもコロナ関連を装う詐欺電話が発生していることを理解し、知らない番号からの電話には出ない。
(2)今回のケースは相手方がポルトガル語であるが、基本的には電話によるアンケート等には協力しない。
(3)協力した場合でも、ショートメールで送られてきた確認番号が何の番号なのか落ち着いて確認し、先方には絶対に教示しない。
 この「ショートメールによる確認番号の通知」は、第三者がアプリ等に不正ログインし暗証番号を変更しようとしたときに、本人確認のため送られるもの。
(4)アプリ内の2段階認証機能を活用し、個人識別セキュリティを強化する。

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 在聖総領事館が注意喚起を呼びかけている事件はワッツアップの乗っ取り被害だが、こういった乗っ取りや不正ログインは他にもある。メールで実在の企業や銀行を名乗り、クレジット情報を抜き取ろうとする詐欺もある。怪しいときは、必ず送信元が本物かの確認を。