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ヒト街点描=伯亜陸軍演習で池田中将活躍

作戦会議室の様子。右から5人目が池田中将

作戦会議室の様子。右から5人目が池田中将

 ブラジルとアルゼンチンの陸軍合同演習「オペレーションARANDU」が11月3日から14日まで、ウルグアイとの国境付近の南大河州バジェ市で行われ、第3師団司令官の池田隆蔵中将が兵站責任者となるなどの重責を担った。
 同師団は南大河州を管轄し、司令官は4万4千人の兵を統轄する。同州は近隣3カ国と国境を接しており、国境警備が主たる任務だ。
 このオペレーションは、本年最大の軍事演習と言われ、約4千人の兵士と700台の車両が参加した。ブラジル軍からは兵員3500人が参加し、最新鋭の装甲車、戦車なども披露され、力の入った演習となった。

渡河演習の様子。前列右から3人目が池田中将

渡河演習の様子。前列右から3人目が池田中将

 軍関係に詳しい平崎靖之さんは、「池田中将がこの作戦に参加するのは初めてだが、ブラジルが実施する最大の軍事演習で最も重要な兵站の責任者に任命された。プラナルト軍を指揮する松田ルイ・ユタカ陸軍中将もそうだが、日系将校は本当にがんばってますよ」と応援している。(深)