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《ブラジル》株価が急きょ転落=緊急支援金延長の法案浮上で

1年間の株価の動き。上がり基調で2月時点の水準に戻しつつあるが、今日のような上げ下げを繰り返している(https://www.tradingview.com/x/dlunDL36/)

 14日、連邦予算基本法(LDO)の承認が不確かだとの判断が働いたことで、サンパウロ証券取引所の株価(Ibovespa)が急落し、今年の下落分が帳消しになるとの午前中の予測が覆った。14日付現地サイトが報じている。
 これは、新型コロナウイルスの緊急支援金支給がさらに3カ月延長される可能性が浮上したことで、LDO承認や2021年度の財政管理が不確かになったことで生じたもの。この支給延長は、一度は「行わない」とされていた。

 午前中、Ibovespaは11万5700ポイントまで上がり、今年の下落分をゼロにしていた。だが、アレッサンドロ・ヴィエイラ上議(シダダニア)が緊急支援金を3カ月延長する法案を提出する見込みであることをエスタード紙が報じたことで、13時25分現在で11万4900ポイントに下がった。
 為替も同様に、1ドル=5・01レアルまで下がっていたところが上昇に転じ、13時25分現在で5・11レアルまで上がった後、5・1228レアルで取引を終えた。
 結局、Ibovespaは11万4611・12ポイントでひけた。