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電撃誘拐された日系市議生還=逃げ出して森の中で一晩

選挙活動中にはフェイスブック上で市の問題点を挙げる動画を公開

選挙活動中にはフェイスブック上で市の問題点を挙げる動画を公開

 前夜に強盗に襲われてから消息が分からなかった、大サンパウロ都市圏リオ・グランデ・ダ・セーラ市のマルセロ・アキラ市議会議員(Podemos、43)が19日(土)午後1時、同市内の森の中で発見された。そこで一晩を過ごしたらしく発見時、市議は泥に汚れ、衰弱した状態だったという。G1や同市報道機関が報じている。
 市議は18日(金)の夜に行方不明となっており、路上で電撃誘拐の被害にあったようだ。警察によると、午後10時頃に妻シンチアさん電話で「強盗未遂にあい、採石場まで車を運転させられた」と伝えた。その後、犯人のスキを見て、パレドン・ダ・ペドレイラと呼ばれる森の中に逃走したらしく、連絡が途絶えていた。
 事件発覚後、同市警察や軍警、都市圏市民警察(GCM)が動員され、捜索犬や熱感知ドローンなどによる捜査が行われた。採掘場では市議の帽子や国家運転免許証、車なども見つかっている。車内に犯人の指紋が残っていないか捜査を行っている。
 アキラ市議は発見後、同市内の24時間救急医療施設(UPA)へ搬送され、治療を受けている。