2020年のインフレが4・23%前後で終わることになりそうだと、22日付現地サイトが報じている。
22日に地理統計院(IBGE)が発表した15日締めの広範囲消費者物価指数(IPCA―15)が1・06%だったためだ。この値は2018年6月に記録した1・11%以来の高い数字となる。
これで過去12カ月間の累積インフレ率は4・23%になり、連邦政府の目標の4・00%(中央値)を上回ることになった。2019年の年間インフレ率(IPCA―15)は3・91%だった。今年の数字は、12カ月間の累積で14・36%のインフレとなった食品部門が全体を押し上げた形となった。
今年のIPCA―15はコロナ禍の影響で3月から6月は低インフレで、5月には0・59%減も記録した。だが、0・94%を記録した10月以降は、0・81%、1・06%と高止まりしている。