日系主要5団体主催による「新年会」が1月8日(金)午後7時からオンラインで開催される。パンデミックのために実際に集まれない代わりに、おせち料理を事前注文しておくとデリバリーで送られてきて、作ったフェフの話を聞きながら食べられるなど、新しい趣向が組み込まれている。全伯から代表者や参加者を取り込み、オンラインならではの新しい新年会のあり方を模索する物となっている。
最初の30分間は主催団体や来賓の挨拶、県連代表者が乾杯の音頭をとる。文協コーラスが集まれない代わりに、オンラインで子どもたちに「新年の歌」を合唱してもらう。従来の新年会では子どもたちが参加する場所がないが、今回は次の世代に伝える意味で合唱をしてもらうという。
全伯の各州を代表するコロニア歌手に参加してもらい、長渕剛の『乾杯』をリレー歌唱してもらう趣向だ。
式典後は50分ほどの文化コーナーとなり、白石テルマシェフ自らが10分ほどおせち料理を説明する。これは29日までに注文しておくと、当日に実物がデリバリーで配達される。それを食べながら説明を聞くことができる。
黒豆、田作り、イクラ、れんこんなど15品が入って、二人分で255レアル。お雑煮は別に65レアル。サンパウロ市内は送料20レアル。レストラン藍染(Almeida Fernao Cardim,39)に午後2時から7時までの間に直接取りに来れば配送費はかからない。 29日までにメール(contato@bunkyo.org.br)で注文を。
その後、ブラジル生花協会による初生けのデモンストレーション、や門松の説明、裏千家による初釜の説明とデモンストレーション、舞初なども予定されている。藤間流による舞初、斉藤悟道場による松竹梅の舞などが披露されるという。最後は「We are the World」をコロニア歌手がリレー合唱して終わるという新しい趣向だ。
二世、三世の人たちが中心になってポ語で進行される。今までの伝統的な新年会スタイルと違い、パンデミックで世代交代が進んだことを象徴するオンラインイベントになりそうだ。当日は文協デジタル(www.youtube.com/bunkyodidital)で視聴できる。
主催はブラジル日本文化福祉協会、ブラジル日本都道府県人会連合会、サンパウロ日伯援護協会、日伯文化連盟、ブラジル日本商工会議所。