サンパウロ市恒例の年越しイベント「レヴェイロン」は新型コロナウイルスの影響により、オンライン開催となる。これは、市最大の繁華街パウリスタ大通りで毎年12月31日夜に行われるコンサートを中心とするイベントだ。
コンサートの動員数は毎年延べ100万人以上を記録し、市の観光上、大事なイベントと目されている。だが、今年はコロナ感染拡大により、実際のコンサートや人気の高いカウントダウンの花火打ち上げは中止となった。
代わりにネットで中継を結び、それぞれのアーティストがいる場所からコンサートを届けるヴァーチャル・スタイルで開催される。
最も人気を呼びそうなのは、女性のセルタネージャ・ドゥプロ、マイアラ&マライーザだ。彼女たちは国内で最も人気のある女性歌手マリリア・メンドンサに次ぐくらいの名声を集めている。
若者に大人気のファンキからはレクサとМCギメが参加する。
サンバは、今年のスペシャルグループの優勝チーム、アギア・デ・オウロが参加。90年代のパゴッジ・ブームの大物たちが出演するショーもあり、フンド・デ・キンタル、サンドラ・デ・サー、パゴッジ・ド・ペジーニョなどの競演が見られる。
近年、国内の批評家たちが最も評価するヒップホップからも、代表格のラシドやレアル・ダ・リマ、ジュプ・ド・バイロらが出演。勢いのあるところをアピールできそうだ。他にもゴスペル歌手のトニー・アリソンやエリアナ・リベイロらも参加する。
ネットでの中継は31日午後5時半からで、サンパウロ市観光局のサイトなど(https://www.facebook.com/turismoprefsp/)から生中継される。