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2020の記事一覧

《ブラジル》コロナ禍が中小零細を直撃=会社更生申請の9割占める=倒産ピークは9~10月?

 新型コロナウイルス感染拡大から4カ月が経ち、各企業は資金不足と負債を返済できない財務上の問題を抱えている。コンサルティング会社ボアビスタSCPCの調査によると、6月は前年同期比で会社更生手続き(recuperação judicial)の依頼件数が44・6%、破産件数が71・3%増加した。エスタード紙14日付が報じた。

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《ブラジル》雇用保護対策の法令を延長=時短・給与減額許可をもう30日

 労働時間短縮と給与減額を特別許可する法令をさらに30日間延長すると、ボルソナロ大統領は発表した。コロナ禍の景気悪化に対応し、企業が安易に解雇に走らないようするもの。14日付現地サイトが報じている。

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《サンパウロ州》語学学校など授業再開へ=緩和レベル3地域で

 13日、ジョアン・ドリア・サンパウロ州知事(PSDB)は、15日間以上緩和レベル3(黄)だった地域に限り、高度な技術を学ぶ実技授業を制限付で再開することを発表したとエスタード紙が報じている。

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《ブラジル》労組大物パウリーニョ氏捜査=選挙時の不正献金疑惑で

 14日、サンパウロ市とブラジリアで連邦警察によるラヴァ・ジャット作戦が敢行され、労働組合「フォルサ・シンジカル」会長でもあった、政党「連帯」党首のパウリーニョ・ダ・フォルサ連邦下院議員の捜査が行われた。14日付現地サイトが報じている。

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東西南北

 サンパウロ市で起きた、51歳の黒人女性をうつ伏せにして、軍警が首を踏みつけて動けなくしていた事件は、「ブラジルのジョージ・フロイド事件」として全国的に強い怒りを買っており、軍警側もことを重く見ている。軍警広報のオスマリオ・フェレイラ氏は「ジョージ・フロイド事件の場合、取り締まりのやり方自体は間違ってなかったが、担当警官の行き過 ...

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JICA=海外協力隊員が最終報告会=配属先へ感謝の言葉次々に=コロナ緊急帰国、任期満了組

6月29日の集合写真(JICA提供)

 新型コロナウィルスの世界的拡大を受け、感染予防のために緊急一時帰国をした国際協力機構(JICA)の海外協力隊員のうち、7月8日に任期満了を迎える2018年度1次隊の28人が、オンラインによる最終報告会を実施した。6月29日~7月2日の4日間にわたり日本時間の夜に開催され、活動内容や悩み、成果などが共有された。報告会には在ブラジ ...

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日本移民と感染症との戦い=世界最大の日本人無医村で(8)=マラリア権威が移民実情調査

北里研究所のマラリア研究の権威として知られた研究者・宮嶋幹之助(『桜とコーヒー』67ページ)

 移民開始から10年目の1918年、ブラジル移民組合の要請により、北里研究所の寄生虫学の権威・宮嶋幹之助がブラジルに派遣された。日本人研究者初の現地調査といわれる。専門はツツガムシ、マラリア、日本住血吸虫、ワイル病など。移民の公衆衛生指導をし、レジストロを始めとする日本人集団地の調査記録を残している。  宮嶋は、北里研究所から持 ...

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4コマ漫画「明日はどっちだ メシアスくん」第5回

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日伯協会=池田育嗣氏が理事長就任=7年務めた三野哲治氏退任

池田育嗣新理事長

 一般財団法人日伯協会(兵庫県神戸市)で7年間理事長を務めた三野哲治(みの・てつじ)さんが6月25日付で退任し、池田育嗣(いくじ)さん(住友ゴム工業取締役会長)が8代目理事長に就任した。  池田氏は、三野前理事長と同じく住友ゴム工業株式会社の出身で現在会長を務めており、ブラジル事情にも明るいという。日伯協会は神戸市の「海外移住と ...

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中島宏著『クリスト・レイ』第13話

 さらにもっと奇妙だったのは、この二人の神父が流暢な日本語を話すという事実であった。細かなところまでは聞き取れなかったが、マルコスにとって、この二人の神父が話す日本語は、どこか品があるような、それでいて威厳があるような響きを持っており、ある種、美しい音色を聞いているような感じが伝わってくるものであった。 これが、本当の日本語なの ...

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