ボルソナロ大統領が24日未明、バールやレストランなどが客に供するために用意したが、売れ残った食べ物を寄付するというプロジェクトを承認し、同日付連邦官報に掲載した。 寄付の対象となる食べ物は、賞味期限内でまだ傷んでいない事、包装などの衛生基準を満たしている事などが条件で、傷んだ物を故意に与えた事が明らかになった場合には懲罰の対 ...
続きを読む »2020の記事一覧
《ブラジル》スラム街で立証された隔離の効果=住民の協力で平均以下の死亡率
新型コロナウイルスの感染拡大を抑制するために、社会的距離を保ち、感染の輪を断ち切る目的で推奨される社会隔離。その有効性を、立証しているファヴェーラ(スラム街)がある。 スラム街は貧しい人達が密集して住み、医療の手も届き難いなど、コロナウイルスの感染拡大が起き易く、死亡率も高い地域の一つだ。事実、サンパウロ市の場合、スラム街が ...
続きを読む »特別寄稿=チェルノブイリの日本人医師=助教授職を投げ捨て無償医療=サンパウロ市在住 酒本恵三
1986年4月26日、ウクライナ北部の街、チェルノブイリ。ここで史上最悪の原発事故が起こりました。 大量の放射線物質が大気中に飛散し、放射線物質は風に乗って隣国のベラルーシの空を覆った「チェルノブイリ原発事故」事故からしばらくが経過した頃、ベラルーシの子供達に異常が見られるようになります。 放射線物質により喉に腫瘍ができた ...
続きを読む »特別寄稿=友人の国パラグァイの特質=コロナ対策優等生になったワケ=アスンシオン在住 坂本邦雄
一見国は貧しいが、住民は至って温情で、「おもてなし」好きなのがパラグァイ人である。 そして人種偏見もなく、皆が融和で住み易い結構な国である。 突然の来客でも、一羽しかない鶏を潰してご馳走し、自分の分を提供してまでも接待を惜しまない。 もう大昔の話だが、ラ・コルメナ移住地の建設当初、旧拓務省の田口菅次郎事務官は、パラグァイ ...
続きを読む »ブラジルで一気見する、日本の特撮の元祖
コロナ禍における外出自粛のあいだの過ごし方として「動画配信サービスでの映画やドラマのビンジ・ウォッチング(一気見)」というのが世界的な現象として見られた。 外に出ても映画館もコンサート会場も、スポーツ・スタジアムも開いていない。そんなときにできることと言えば、家にこもって何かをすることだが、こういうときにやりやすいのが「これ ...
続きを読む »サンパウロ日本人学校=生徒の大半が一時帰国=オンライン授業で対処=昨年から準備すんなり移行
「コロナ禍で4月から一時的にオンライン授業になりました。毎年恒例の運動会やカンポリンポ祭(文化祭)、日系コロニアへの宿泊学習等の行事は一時中止、延期を検討しています。この災禍が早く終息して、8月からは校内で授業が再開できればよいのですが、まだ先行きはわかりませんね…」―サンパウロ日本人学校の曽川和則校長(54歳・長崎県)は、そ ...
続きを読む »援協=前園次長が事務局長代理に=コロナ皆無だが施設で膨らむ経費
日伯援護協会(援協、与儀上原昭雄会長)の足立操事務局長が70歳になったために、4月13日をもって定年退職した。それに伴って前園マルセリーノ武弘事務局次長(58、二世、ブラガンサパウリスタ出身)が「事務局長代理」に昇格した。 コロナ禍の影響で足立元事務局長は、3月から長らく自宅待機の状態だった。前園さんはクアレンテナ中も出勤し ...
続きを読む »大耳小耳
共同通信の配信記事《裁判官国民審査/在外投票制限、高裁も違憲》の写真に写っている右側の人物は、元CIATE専務理事の永井康之弁護士で、原告団の1人だ。同弁護士はサンパウロ在住時代の昨年、7月13日付本紙に《国民審査の在外投票ができないのは違憲》を特別寄稿してくれた。難しい話だが、要は「在外邦人だからといって、日本の日本人と同様 ...
続きを読む »《ブラジル》コロナ禍=南部諸州で感染が再燃=減少傾向にほど遠く=ペルー、チリも急増中
【既報関連】24日夜の保健省発表による死者数1185人(計5万3830人)、感染者は4万2725人(計118万8631人)だった。新型コロナウイルスの感染が再燃中の地域もあり、1日の感染者や死者の増加数がなかなか減少しないブラジルだが、そんな中でも予防接種ワクチンの治験や生産に関する話は進んでいると23、24日付現地紙、サイト ...
続きを読む »《ブラジル》深まるケイロス妻への疑惑=ボルソナロ家スキャンダルに関与
大統領長男フラヴィオ上議のリオ州議時代の職員で、18日に逮捕されたファブリシオ・ケイロス容疑者の妻マルシア・アギアル容疑者(現在逃走中)が、夫のラシャジーニャ疑惑をはじめ、ボルソナロ一家のスキャンダルをさらに悪化させる可能性が出てきている。24日付現地紙などが報じている。
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