昨日付の本面でも報じた、連邦政府の黒人保護団体「パルマレス文化財団」のセルジオ・カマルゴ会長による黒人運動批判が発覚した件で、同会長に対する強い社会的批判が起こっている。連邦直轄区にある21の文化団体からなるグループや連邦公安庁(DPU)などが即時会長解任を求めている他、下院でも連邦検察庁に捜査を求める声があがっている。7日に ...
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特別寄稿=感染症を引き起こす病原体とは=サンパウロ市在住 成田修吾
新型コロナウイルス感染が地球規模で世界に拡散して、世界各国が防疫対策に必死になっている昨今、感染防止策としてのロックダウンするところもあれば、日本のように非常事態宣言全面解除する国と様々ですが、ブラジルでは、まだ感染者が増え続け、死亡者も増えています。 今回の「武漢ウイルス」とも呼べる、コロナウイルスの実態やWHOの政策的指 ...
続きを読む »米国ブラジル極右政権 コロナで仲良く1、2フィニッシュか
新型コロナウイルスに関して今月中に、ブラジルの感染者、死者数が共に全世界で2位になることはほぼ間違いないと思われる。感染者に関してはすでに5月の時点で2位に躍り出ているが、死者の数でも現在は世界第4位。3位のイタリアとの差も3日夜の時点で1033人差。 ここ数日で約1000人ずつ差が縮まっているから、もしかしたら本号が出る頃 ...
続きを読む »鬼木専門学校=コロナで授業中止、診療所閉鎖=資金難で存続困難の危機に=クラウドファンディング開始
「現在、学校も併設する診療所も閉鎖しており、収入がゼロです。このままでは閉校も余儀なくされます」――鬼木東洋医学専門学校(鬼木結子理事長)は、コロナ感染拡大防止のクアレンテナ(検疫)により学校や診療所が営業出来なくなったことから収入源がたたれ、学校存続が危ぶまれている状況にあるとして、オンライン上で資金集めのクラウドファンディ ...
続きを読む »手づかみで体得したブラジル=19年度交流協会生の体験談(2)=齋藤真捺
一から作る自分のブラジル [経歴] 齋藤真捺(千葉、22)。高校卒業後、外語大に入学。ブラジル・ポルトガル語専攻。3年時修了後に渡伯。ブラジル日本交流協会(http://anbi2009.org/)の研修先はHOSS建設有限会社。趣味は旅行。 千葉県で生まれ育ち、中学から私立に通わせてもらい何不自由ない生活を両親にはさせてもら ...
続きを読む »大耳小耳
本面下部に掲載した「教育勅語」は、サンパウロ州イタチーバ市で5月24日に亡くなった森西茂行(しげゆき)さん(享年、98)が、人生最後の日まで「これを広めたい」と希望していたもの。子息の森西カルロスさんの要望により、本紙購読料の残金と引き換えに特別に掲載した。「1890年10月31日に明治天皇が公表された事でありますが、その内容 ...
続きを読む »身近な人を失う怖さと悲しみ
1月下旬の手術予定日の直前、息子が急に「僕を置き去りにしないよね」と聞いてきた。「する訳ないでしょ」と笑い飛ばしたが、その態度から「何か起きたら」と案じているのが分かった。その時は病院側の連絡ミスで手術は延期された。 2度目の予定日はコロナ感染が騒がれだした3月で、今度は娘達も揃って、「コロナが流行っているのに手術なんて危な ...
続きを読む »《ブラジル》先住民が自主ロックダウン=コロナ死者世界3位が目前=大統領「死は全ての人の運命」
【既報関連】新型コロナウイルスの死者が過去最多の1262人/日を記録した2日、コロナと戦う人々への慰めの言葉をと乞われたボルソナロ大統領が「死は全ての人の運命」と語って物議を醸したと2、3日付伯字紙、サイトが報じた。 この発言は、2日朝、大統領官邸前に集まった支持者達に向けて行われたもの。 いつものように官邸前に集まった支 ...
続きを読む »《ブラジル》検察庁長官が「軍事介入」容認?!=内部反発で撤回
アウグスト・アラス連邦検察庁長官は1日、「三権分立の原則が崩れ、一つの権力が他の権力を侵害した場合、軍隊が動きかねない」と発言したことが批判を受け、翌2日、「憲法はいかなる場合も軍事介入を認めない」と言い直した。同長官は親ボルソナロ大統領派としての法律解釈や発言が多く、独立捜査機関である検察庁内部で強い反発を呼んでいる。2、3 ...
続きを読む »黒人保護団体会長=黒人運動を侮蔑する発言が漏洩=反人種差別デモ過熱の最中に
連邦政府内で黒人の人種差別問題などを扱うパルマレス文化財団会長で、自身も黒人のセルジオ・カマルゴ氏が、4月に行われた会議で黒人運動を「呪われた時代のいまいましい残骸」と呼んだほか、様々な暴言を吐いていたことがわかったと、2、3日付現地紙、サイトが報じている。
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