ホーム | 2020 (ページ 226)

2020の記事一覧

東西南北

 多くの州が新型コロナウイルスに対して社会的隔離政策を敢行し続ける中、リオ州のウィルソン・ヴィッツェル、パラー州のエルデル・バルバーリョの両知事が相次いでコロナウイルスに感染したことが14日に発表された。両者とも、隔離対策に熱心なことで知られている知事だった。早く治癒して、現場に戻ることを祈るばかりだ。普通、自身や周囲の人が罹患 ...

続きを読む »

ボルソナロ大統領は最悪?

 14日夜、米国のザ・ワシントン・ポスト紙が社説で、新型コロナウイルスの世界的流行を最も過小評価している国家元首にボルソナロ大統領を選んだという、G1サイト電子版14日付記事が目に留まった。  新型コロナ関連でボルソナロ氏が国際的に酷評されるのは初めてではない。英国紙ザ・ガーディアンも3月末日、「伯国大統領は伯国民にとって危険な ...

続きを読む »

《ブラジル》コロナショックで高まるIT人材需要=遠隔勤務などでビジネス環境大きく変化

 新型コロナウイルスの蔓延とそれに伴う社会隔離政策により、世界中で多くの産業が打撃を受け、失業率も高まっている。そんな中、ブラジルでは、IT系を中心に人手不足が起こっている。  世界的人材採用ビジネス大手のページグループ(本社イギリス)によると、コロナウイルスによる災禍のせいで、遠隔作業やオンライン取引への需要が高まり、ITイン ...

続きを読む »

《サンパウロ州》「コロナなんて中国の陰謀」=公園に居座った女性、暴れて逮捕

 サンパウロ州で13日朝、外出自粛令を破り、立ち入りが禁止されている公園に踏み入っていた女性が、市警備隊員に対し、「コロナウイルスはコミュニストの陰謀」などと反論。取り乱した末に逮捕される事件が起きた。  事件が起きたのはサンパウロ州アララクアラ市で、コロナ対策で立ち入り禁止となっていた、富裕者の住む住宅地の近くにある公園でくつ ...

続きを読む »

臣民――正輝、バンザイ――保久原淳次ジョージ・原作 中田みちよ・古川恵子共訳=(243)

 房子はポマードをいつもこう呼んでいた。ジュンジはこの薬が丸くて底の浅い、表にラベルがない缶に入っていることは知って、その名前に疑問をもったことはない。もう何回も買ったことがある。薬局に着くなり、声をはりあげ 「イキチョール、ひと缶ください」と言った。  売り子はよく分らない。 「なにを、ひと一缶くれといったの?」と聞き返した。 ...

続きを読む »

「コロナは戦後最大の国難」=商工会議所アンケート結果=回答の大半で在宅勤務実施

 「今回のコロナショックは戦後最大の国難です。アンケートに回答があった全ての会社がコロナウイルス感染対策を行っていた。だがその一方で今回の災禍があまりに突発的で、必要な社員全員のテレワーク化が実行できていない会社が多い」――ブラジル日本商工会議所が実施した「新型コロナウイルスに関するアンケート調査速報」に関して、平田藤義事務局長 ...

続きを読む »

新日系コミュニティ構築の鍵を歴史に探る=傑物・下元健吉=その志、気骨、創造心、度胸、闘志=ジャーナリスト 外山脩=(12)

 下元健吉の創造心の話を続ける――。  1936年、彼はコチアに「増資積立金」という制度を作った。これは「組合員の出荷物の売上げの一部を天引きして積み立て、組合の資本金に組み入れる」というシステムであった。  しかし、組合員は組合加入時に出資金を納め、以後は生産物の出荷・販売時に手数料を払っていた。それ以外に、この増資積立金を差 ...

続きを読む »

コロナ災禍 連帯メッセージリレー=(5)=イベント中止で損失、存続危機=無事に切り抜け、団体結束を=聖南西文化体育連盟(UCES)/リベイラ河沿岸日系団体連合会(FENIVAR) 山村敏明会長

 新型コロナウイルス(Covid-19)による社会的孤立という局面に、誰もが苦しんでいます。それは健康面だけでなく、社会的・経済的損益についても、です。  文化とスポーツの継承保存が連盟の活動に組み込まれている私たちにとって、その影響は非常に悲惨です。いくつかのイベントがキャンセルや延期となり、大きな損失となり、傘下団体の存続維 ...

続きを読む »

出雲市=村田製作所でコロナ感染者発生=在日ブラジル人が多数勤務

 島根県出雲市にある村田製作所からコロナウイルス感染者がでたことにより、3日間工場の停止、7千人が自宅待機することが日本経済新聞4月14日付け電子版で報道された。同製作所には昨年8月時点で、少なくとも1千人規模の在日ブラジル人労働者が働いていたと報じられている。  日経紙によると、島根県松江市の飲食店が感染源となり、集団感染が発 ...

続きを読む »

《ブラジル》下院が補償法を圧倒的多数で承認=コロナ流行下の州や市に朗報=議会での脆弱さ示す大統領=連邦政府は修正案狙いがやっと

 13日、新型コロナウイルスの蔓延で全ての自治体がコロナ対策の経費増と、経済活動低下に伴う税収減に直面する中、州や市が国営銀行から借りた負債返済に猶予を与えたりする緊急法案「補償法149/19」を、下院が賛成多数で承認した。このことは、連邦議会がコロナ対策に関し、社会的隔離解除を訴えるボルソナロ大統領の連邦政府ではなく、隔離政策 ...

続きを読む »