当時サンパウロ州奥地に入植した日本人移住者で文学を愛好し詩を作った人達があった。その詩の題材に綿花にかんするものが多かった。『日系コロニア文芸』別巻(大浦文雄・ルネ田口氏編)の「人文研研究叢書8号」に紹介された内容によると、横田恭平・丁未子・堀田野情・別府三郎・中井はじめ・望月左呂女・金子秀雄・山川百合子の諸氏が綿を題材とした ...
続きを読む »5月 2021の記事一覧
北伯日本語普及センター解散=「支援頂いたのに申し訳ない」=学校減少にコロナ禍追い打ち
「センターを続け、私立校でも公立校でも通用するような日本語教師の育成をしていきたかった」――本紙の電話取材に対し、北伯日本語普及センターの越知恭子理事長は、センター解散についてそう無念そうに語った。4月30日に解散の是非を問う総会を開催。参加者15人中14人の賛成で決定した。5月5日に関係各所へ解散通知書が送られた。 同セン ...
続きを読む »カエルプロジェクト=使っていないスマホの寄付を=帰伯デカセギ子弟のために
日本から帰国したデカセギ子弟がブラジルの公立小中学校に馴染めるような補習や心理面の支援等を行う「カエルプロジェクト」が、スマホ端末12人分の寄付を募っている。 同プロジェクトの支援を受けているデカセギ子弟のうち、現在12人がスマホやタブレット等のオンライン授業を受けるための機材がなく、公立授業はおろか同プロジェクトチームと連 ...
続きを読む »『パウロ・フレイレの思想と言語教育』=交流基金第1回ウェビナー
独立行政法人国際交流基金のサンパウロ日本文化センター(FJSP、洲崎勝所長)は6月20日(日)、『パウロ・フレイレの思想と言語教育』をブラジリア時間午前9時から11時に開催する。 「学ぶ人が教育の主体であるべき」という同氏の教育思想は、今日も世界中の教育現場で重要な考え方のひとつとされている。ブラジルを代表する教育思想家パウ ...
続きを読む »こどものその=すき焼き販売締め切り31日=具沢山の本格食材2人分
社会福祉法人「こどものその」(小田セルジオ会長)は、6月6日に日本食のすき焼き販売「SUKIYAKI A MODA DO CHEF」を行うことを発表した。 このすき焼きは、サンパウロ市内の日本食料理店「Sushiguen」「sushimasa」「washoi」のシェフである清水ジュリオ氏がプロデュースしたもの。 1セット2 ...
続きを読む »椰子樹3月(388)号発刊
『椰子樹』2021年3月号(388号)が刊行された。 題詠「照・てる・ショウ」では、字から「てるてる坊主」を着想した千曲芳秋さんの「わが友の結婚式の庭先にテルテルボウズ雨にぬれおり」や武井貢「うんどう会無事に終わりて子供等はてるてる坊主のともだち」など全6人が詠出。 20頁『2020年度作品私の選んだ十選』では小野寺郁子さ ...
続きを読む »安慶名栄子著『篤成』(7)
友人や近所の仲間たちが集い、すぐに新しい家を建て始めました。当時、田舎のほとんどの家は掘っ立て小屋で、特に難しい作業ではありませんでした。 政孝さんが直面した悲しみや苦しみは、当時の日本人移民の間では数多く発生していて、様々な面で共通点もありました。その反面、多大な苦しみの代償とでも言えようか、奇跡とも思える超力による問題の ...
続きを読む »《ブラジル》牛の屠殺数が10%も減少=豚や鳥は増加を記録も
地理統計院(IBGE)が12日、第1四半期(1―3月)の牛の屠殺数は昨年同期比で10・3%減ったが、豚と鶏は各々、4・9%と2・4%増えたと発表したと12日付アジェンシア・ブラジルが報じた。
続きを読む »《ブラジル》コロナ禍CPIで大統領広報役に逮捕請求?!=虚偽証言にレナン激怒して=政権擁護で発言二転三転=長男「馬鹿者」発言で騒然
12日、上院でのコロナ禍の議会調査委員会(CPI)で、ボルソナロ大統領の広報役的役割だった大統領府社会通信局(SECOM)元局長のファビオ・ワインガルテン氏が証言を行った。大統領をかばうことを目的に虚偽の証言を繰り返す同氏に対し、レナン・カリェイロス報告官がしびれを切らして逮捕を命じようとして、大統領派と大騒動を起こすなど委員 ...
続きを読む »《ブラジル》最高裁が特許無効化承認=20年超えた薬やワクチンに=ボリビアがコロナワクチンにも無効化申請
最高裁が12日、特許申請から20年を過ぎた医薬品やワクチンに関する特許を無効化する判決を下したと12、13日付現地サイトが報じた。 医薬品やワクチンの特許無効化(quebra de patentes)は、ジェネリックの薬やワクチンの製造を希望する製薬会社などが常に求めている。今回の判決は、既に裁判が起きている保健衛生関連の特 ...
続きを読む »