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5月 2021の記事一覧

特別寄稿=白い黄金を求めて=ブラジル綿花の歴史と日本人綿作者=櫻井章生(さくらいあきふ)=《2》

 以上の諸要因に加えブラジルに従来存在しなかった害虫ビクードの蔓延が北東伯の綿作の衰退の大きな要因となった。  ビクードと呼称される害虫の学名はAnthonomus grandis、英語でboll weevil(ボール・ウィービル)と呼ばれ、綿花の害虫で最大の被害を与えるゾウムシの一種で綿のボールの養分を吸い取る害虫で繁殖力は極 ...

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《リオ州》4月は3度目の人口減少月に=パンデミックで様相に変化

 新型コロナ感染症などによる死者の増加やパンデミックで妊娠を控える人達が出ている事などにより、リオ州では4月にパンデミック下で3度目となる人口減少が起きたと同日付アジェンシア・ブラジルなどが報じた。

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《ブラジル》大統領が自ら中国陰謀論 ウイルス兵器説を会見で 前外相、経済相らに続いて

 ボルソナロ大統領が5日に行った、コロナウイルスは中国の陰謀との論をほのめかすような物言いが、中国からの原材料輸入に頼っているワクチンのコロナバックの調達を遅らせるとの懸念を生んでいる。5、6日付現地紙、サイトが報じている。  ボルソナロ大統領の問題発言が行われたのは、5日の午前中の記者会見の席だった。大統領はここで、コロナウイ ...

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《ブラジル》中銀=Selicが年3・5%に=予告通り0・75%P引上げ=インフレ高進の抑制に必死

 中銀の通貨政策委員会(Copom)が5日、経済基本金利(Selic)を0・75%ポイント引き上げ、年3・5%とする事を決めたと5日付現地サイトが報じた。

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《リオ》貧民街で25人死亡 警察と麻薬密売組織が銃撃戦

 6日朝、リオ市警がリオ市北部のファヴェーラ、ジャカレジーニョで麻薬密売組織の摘発作戦を敢行し、銃撃戦が発生。容疑者24人を含む25人の死者が出る壮絶なものとなった。6日付現地サイトが報じている。  ジャカレジーニョでの銃撃戦は、6日午前6時45分頃からはじまった。リオ市警はこの日、青少年まで巻き込んで麻薬密売その他の犯罪行為を ...

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《リオ市》検察がジャイリーニョ市議ら起訴=エンリ君の虐待死事件で

 【既報関連】リオ州検察局が6日、3月8日にリオ市で起きた4歳のエンリ・ボレル君虐待死事件で、リオ市議のDr.ジャイリーニョ容疑者とエンリ君の母のモニケ・メデイロス容疑者を起訴したと同日付現地サイトが報じた。  エンリ君は当初、事故死と報告されたが、遺体に残っていた無数の傷跡や現場の状況、復活させた容疑者達の携帯電話の通信記録な ...

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《ブラジル》国家治安維持法を廃止へ 大統領派の乱用を牽制か

 下院が4日、軍政時代に制定された国家治安維持法(Lei de Segurança Nacional)を廃止する法案を承認した。同法案は今後、上院に回される。4、5日付現地紙、サイトが報じている。

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東西南北

 人気コメディアン、パウロ・グスターヴォのコロナ死は国民に強いショックを与えており、いまだに話題が絶えない。アゴラ紙などが報じたところによると、パウロは生前コロナ対策のために、判明しているだけで130万レアルの寄付を行っていたという。たとえば、昨年4月にバイア州の保健機関への50万レアル。この金は病床などの購入に使われたという。 ...

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特別寄稿=白い黄金を求めて=ブラジル綿花の歴史と日本人綿作者=櫻井章生(さくらいあきふ)=《1》

 はじめに  初期の日本人移住者はコーヒー園労働者としてはるばる日本よりやってきた。ところが期待していたような稼ぎは得られず、生活は楽にならない。  そこでいろいろ考えて何とか現金収入を得ることを考えたり、コーヒー農場の片隅に自家消費用の食糧を生産したりして、家計の足しにすることを考えた。  香山六郎伝に書かれているように、香山 ...

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県連総会=市川体制2年目、役員改変=日本祭りは協議を継続中

オンラインで総会に出席者した皆さん

 ブラジル日本都道府県人会連合会(市川利雄会長)は、3月25日18時から「3月度代表者会議」並びに「第55回定期総会」をオンラインアプリ「ZOOM」で行い、各県人会代表者や役員50人が参加、ポルトガル語を中心に開催され、日本祭りは会場運営会社と協議継続中であることに加え、県人会会長変更による役員改変が発表された。  市川会長は冒 ...

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