「目を開き、生きていると知る事は、いつもとはまるで違う心躍る出来事だった。私は生き返った」――これは22日付G1サイトに報道された、新型コロナで202日も入院した後、ようやく自宅に戻った、リオ・グランデ・ド・スル州のクリスチアーネ・ドス・レイス・ドゥアルテ氏(44)の言葉だ。 ドゥアルテ氏は集中治療室(UTI)で175日間、 ...
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特別寄稿=東京オリンピック・パラリンピック開催のための目測力・結合力・説得力=元参議院議員 田中茂
新型コロナウイルスおよびその変異ウイルスにより、世界がこの1年半にわたり「海図のない航海」を続けてきた観があります。 現在、6月20日を期限とする「緊急事態宣言」が10都道府県に、また「まん延防止等重点措置」が5県に発出されています。期限を6月20日とした背景に、「東京オリンピック・パラリンピック」があることは容易に想像でき ...
続きを読む »【日本移民の日2021年】東京五輪空手予選=ニコリ選手惜しくも代表落選=剛柔流・与那嶺育孝範士の孫=「家族の協力でここまで来た」
「家族や周りの力があってここまでくることができました。精一杯全力を出して、五輪への道を目指したい」――東京五輪空手部門の海外選手選考試合を控える与那嶺・モタ・ヘレナ・ニコリさん(25歳・三世・糸東流初段)は、すこし緊張した面持ちで胸中を語った。間近に迫る「東京オリンピック・パラリンピック」の空手競技代表選手選考試合が、世界から ...
続きを読む »【日本移民の日2021年】ブラジル人のアメリカ不法入国が再増加=バイデン政権の移民政策緩和を期待?=5月の強制送還者は30人
1月20日にアメリカで行われたジョー・バイデン氏の大統領就任式後、アメリカに住むブラジル人を含む不法移民(少なくとも1100万人)は、新しい大統領が約束した大胆な移民政策の実現に様々な形の恩恵を期待している。 バイデン政権での移民政策転換は、2月2日の大統領令署名から始まった。大統領令は3件で、ドナルド・トランプ前大統領の移 ...
続きを読む »【日本移民の日2021年】木村政彦とエリオ・グレイシーの偉大なる戦い=1951年、マラカナンスタジアム=得意の大外刈りと腕がらみが炸裂=愛知県在住 小説家 増田俊也
私は日本柔道史上最強を謳われる木村政彦先生のことを18年かかって取材し、一冊の本を10年前に上梓した。その物語の大きな山場こそ1951年にマラカナンスタジアムで戦われた木村政彦対エリオ・グレイシーの試合である。 『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』(新潮社)という長い題名のその書籍は、軽薄短小のこの時代に百科事典のよう ...
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