2021年12月10日の記事一覧

特集=日本政府支援事業「サンパウロ日伯援護協会」コロナ感染防止キャンペーン=コロナ禍による生徒減少を超え=ピラール・ド・スル日本語学校感染対策=対策徹底して授業を再開=幼少年の日本語教育は対面式で

 サンパウロ州ピラール・ド・スル市にあるピラール・ド・スル日本語学校(武安洋(たけやす・ひろし)校長)では、新型コロナウイルスのパンデミック前は50人いた生徒が、感染対策によるオンライン授業等の影響で41人まで減少したという。  しかし、教師たちの指導と、父兄・生徒が連携した協力体制の成果もあり、校内でのコロナ感染を防いできた。 ...

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《ブラジル》プレカトリオPECを一部前倒し制定=アウシリオ・ブラジル400レアル支給可能に=テベテ上議とパシェコ議長が口論も=両者ともに大統領選候補

 8日、プレカトリオ(裁判所から支払いを命じられた賠償金など)の支払い方法に関する憲法補足法案(通称、プレカトリオのPEC)が下院で再審議される前に分割され、上下両院が共に承認した部分だけが8日に分割発効となった。それをめぐり、上院でシモーネ・テベテ上議(民主運動・MDB)とロドリゴ・パシェコ上院議長(社会民主党・PSD)が激し ...

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《ブラジル》接種証明の提示義務11日から=入国規制で連邦政府が譲歩=3空港に接種用ポスト設置

 【既報関連】連邦政府が9日付官報に、11日以降、空路での入国者への接種証明提示を義務付け、非接種者には5日間の隔離とPCR検査を課すとの省庁令を掲載。前日までの専門家や知事達からの批判や懸念が収まったと8~9日付現地紙、サイトが報じた。  連邦政府は7日まで入国者への接種証明提示義務に否定的な態度を示していた上、8日になっても ...

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《ブラジル》Selic2回連続の1・5P引き上げ=4年間で最高の9・25%に

 8日、中央銀行の通貨政策委員会(Copom)が、経済基本金利(Selic)を1・5ポイント(P)引き上げ、過去4年で最高の年9・25%となった。8、9日付現地紙、サイトが報じている。  Selicは10月に開かれたCopomでも6・25%から7・75%へと、1・5Pの大幅引き上げが行われており、2度連続での1・5P引き上げとな ...

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《ブラジル》最高裁がトロヴォン容疑者の勾留延長=トラックデモ訴えて国外逃亡

 最高裁第1小法廷は8日、全国規模のトラックデモの実施を煽って逮捕されたトラック運転手、ゼー・トロヴォン(本名マルコス・アントニオ・ペレイラ・ゴメス)容疑者の勾留延長を決めた。9日付現地紙が報じている。  トロヴォン容疑者は今年9月、同月7日の独立記念日に全国規模での反最高裁、反民主主義のトラック・デモを煽ったとされている。   ...

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《ブラジル》22年度貿易=輸出は減少、輸入は増加?=黒字減少でGDPにも影響か

 ブラジル貿易会(AEB)が8日、22年の輸出は今年の予想実績の2753億1600万ドルを4・7%下回る2623億7900万ドルに終わるが、輸入は今年の予想実績の2180億9400万ドルを4・5%上回る2278億5500万ドルとなる見込みだと発表したと同日付現地サイトが報じた。

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東西南北

 ここのところ、リオ州での報復・粛清行為や、サンパウロ市での逮捕者を手錠でつないだバイクで連行など、軍警の行為が問題視される事件が続いている中、サンパウロ州バルエリでは、軍警が自分の欲望を満たすために職権を乱用して批判の的になっている。問題となった2人の軍警は、特に事件が起きたわけでもなく、ただ単に早くアイスクリームを買いたかっ ...

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なぜ三世は日本就労できないのか=日伯を知った上で日本を選ぶ(5・終)=変異株で一進一退の入国制限

ブラジルのパスポート

早く母と一緒に暮らしたい  グアルーリョス市在住の日系三世鈴木アンナさん(仮称、18歳)は、母親が3年前から日本で就労している。2019年の年末から1カ月間、当時は富山県にいた母親を訪ねて日本へ旅行した。  「母と一緒に日本で過ごしたいと言いましたが、ブラジルの高校を卒業してから来た方が良いと言われました」  母と日本で生活する ...

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高知県人会=「聖なる晩餐」を日本食でどうぞ=鮪のタタキや寿司35貫セットも

高知県人会販売イベント

 ブラジル高知県人会(片山アルナルド会長)は、12月24日に「クリスマス高知料理祭り」で日本食販売を行うことを発表した。クリスマスイブの「聖なる晩餐」(santa ceia)を、日本食で味わうという気の利いた取り組みだ。  このイベントでは、同県人会が誇る郷土料理「鮪のタタキ」や野菜を混ぜ味付けをしたおからを詰めて蒸した「鯛の姿 ...

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南北アメリカ研究の課題と展望=京都外語大学ラ米研究所

チラシ

 京都外国語大学ラテンアメリカ研究所が11日(土)、12日(日)、日本時間14時~18時に「南北アメリカ研究の課題と展望」をテーマに第21回ラテンアメリカ研究講座を開催する。参加費無料。  同講座では、2020年代の南北アメリカにおいて地域を超えた地球規模の視座が求められているとして、同大学・短期大学の専任教員が中心となり、思想 ...

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