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《ブラジル》注射器と針は6月まで免税=貿易協議所が保健省の要請承認

 世界各国が新型コロナウイルス対策としての予防接種を推進する中、ブラジル保健省の要請を受けた貿易協議所(Camex)が6日、予防接種実施に不可欠な注射器と針の輸入関税を6月末日まで免税とする事を決めた。
 これまでは、使い捨ての注射器と針の輸入には16%の関税がかかっていたが、予防接種の早期実施を進めるために、6カ月間、免税となった。

 免税の対象となる使い捨ての注射器や針は中国から輸入しているものだ。従来の関税は、国内の医療機器製造メーカーを保護するため、2009年にアンチダンピング措置として導入された。2015年からは、輸入資材1キロにつき、4・55ドルが追加徴収されていた。
 今回の措置によって、昨年3月以降、新型コロナ対策のために免税化された商品の総計は303品目となった。(6日付アジェンシア・ブラジルより)