「占いは当たり外れより前進したい人の手助けをするものだと思っています」――昨年末、来社した占い師Suzuka(すずか、群馬県出身、50歳)さんは、そう独自の見方を披露した。
Suzukaさんは2年前、「日本ではこれ以上発展がない」と新天地を求めて夫の母国ブラジルへ移住した占い師。1年ほど前から大聖市都市圏グワルーリョス市へ越してきたという。
「ポルトガル語はまだ全くできない」と苦笑い。移住後もネット通話やライン(日本で主流のメッセージアプリ)を通して日本対象に占いをしていたが、当地でも占い業を展開しようと日本語とポルトガル語が堪能な夫と二人三脚で頑張っている。「日系社会や県人会等で是非交流していきたい」。
一方、夫は日系と伯人のハーフという事から子供時代に日系社会でも日本でも疎外された経験があると明かし「今はそうでないと願います」と若干の不安も滲ませつつ前向きな姿勢をみせた。
占いは霊感、霊視、チャネリング、リーディングやタロットも少々扱う。相談を聞きつつ相手のエネルギー等を感じとる事で問題の深層をみて助言を行う。今まで受けた相談は恋愛や親戚関係など人間関係への悩みが多い。
中には「孫や娘がこんな人と付き合って困っている」という相談も。「根本はカウンセリングに近いんですよ」と柔和に微笑む。
占いの他チャクラという体内のエネルギー中枢の乱れを治すヒーリングや縁結びなどの術も使うといい、「イメージは陰陽師に近いのかも」と説明。「でも心身の病気は医療機関で治療して下さいね」とさとす。
Suzukaさんは占い依存にも懸念の声をあげる。「占いは例えると松葉杖。ケガが治れば杖は不要になる。依存してはダメ」と心を痛める。占い師の育成もしていきたいと考えておりチャネリングやヒーリングのレッスンも行っている。
「誰にも言えない悩み、小さな悩みや来年どうなるのかな~ぐらいでもお気軽にご相談下さい」と気さくな口調で相談を募る。Suzukaさん自身はポルトガル語が喋れないそうだが、夫が両語が堪能で通訳する。詳細はフェイスブックで確認を(https://www.facebook.com/Suzu.ka3333/)