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《サンパウロ州》4地区がオレンジレベルに=規定変更で営業規制は緩和

今後のサンパウロ州の外出規制表(Plano SP)

 サンパウロ州政府は8日、新型コロナウイルスの外出自粛規制規制レベルの見直しを行い、マリリア、ソロカバ、レジストロの3地区をオレンジレベル(5段階中2番目)に引き下げて厳しくした。ただし規定変更により、営業できる部門は増えた。8日付現地紙サイトが報じている。
 昨年10月には緑レベル(4番目)まで回復していたサンパウロ州だが、コロナ感染拡大で、11月30日には州内のほぼ全域が黄色(3番目)に降格。クリスマスと正月の連休には、全州を12月25〜27日と1月1〜3日の期間限定で赤レベル(1番目)にまで落とした。その前に赤レベルに降格していたプレジデンテ・プルデンテだけは、期間限定でなく、1月7日までずっと赤レベルのままでこの日の発表を迎えていた。
 今回の査定では、プレジデンテ・プルデンテがオレンジに上がり、マリリア、ソロカバ、レジストロの3地区がオレンジに下がった。あとは黄色のままだ。
 ただし、今回からは規定が変更され、オレンジレベルでも、美容院、ジム、公園の運営は認められることになった。
 オレンジレベルの地域では、商店の営業時間もこれまでの4時間から8時間に、営業規模も20%から40%にまで広がっている。

 対人の商売は20時までに終えることが義務付けられ、バーに関しても、接客は認められていない。
 黄レベルの場合は、営業規模は40%、ジムの場合は30%までに限られるが、営業時間は10時間、接客事業は22時(バーは20時)までとなる。
 レベルの認定の仕方にも変更が加えられた。従来は、黄レベルから緑レベルになるには、過去14日間の人口10万人あたりの入院患者数が40人以内で、死者も5人以内だったが、これからは、入院患者数30人以内、死者も3人以内となった。
 今回改訂された基準は11日から有効とされ、2月5日まで続くこととなる。
 サンパウロ州の直近7日間の死者の1日あたりの平均は、8日現在で179人で、14日前の111人より61%増えており、感染の拡大と深刻化が確認されている。