10日付アゴラ紙によると、サンパウロ市南部カンポ・リンポの市立病院ではコロナ禍の中、70人の解雇が行われていたという。サンパウロ市の公務員組合によると、解雇された70人の大半は8~12年間勤めていた人たちで、「とっくの昔に切れていた緊急契約の下で違法に働いていた」という。その中には44人の看護師や看護助手、14人の医師が含まれていた。解雇された医師の内訳は、外科医10人で、整形外科医2人、精神科医と内科医各1人だ。また、救急部門勤務者からは医師9人、看護師16人、事務職2人の27人が解雇された。契約の不正を正すこと自体は間違っていないが、コロナ禍で医療関係者が不足する中、専門的な職種や急を要する部門の職員をこれほど大量に解雇しては、地元の人々も不安では。
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9日の早朝、サンパウロ市東部ベレンで、高級車ポルシェが路肩に衝突し、大破する事故が起こった。運転をしていた31歳の男性と同乗の女性に怪我はなかった。大破した黄色のポルシェは時価38万9900レアル(約740万円相当)の2017年製モデルで、持ち主は運転手とは違う人物だった。乗車していた2人は事故後に下車し、後ろから来ていた別の高級車(メルセデス)に近づいたことが目撃されている。同件はラッシャ(路上レース)の可能性が疑われ、関係者が事情聴取を受けている。
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今日は午後9時30分から、リベルタドーレス杯準決勝のパルメイラス対リーヴェル・プレイト(アルゼンチン)第2戦が、サンパウロ市アルアンツ・パルケで行われる。パルメイラスは5日に敵地ブエノスアイレスで行われた第1戦を3―0で圧勝しており、かなり有利だが、相手は南米きっての歴史的な強豪チーム。気を引き締めて戦ってほしいところ。