昨年12月24日に開催された「クリスマス高知料理祭り」を手伝いにきていた石元・ファビオ・アウグストさん(三世・27歳)は、6月から母県に約11カ月の県費留学を予定している。
聖州ブラガンサ・パウリスタ在住、家族で農業に従事し、栗やデコポンなどを生産している。石元さんの祖父(故人)が高知県人であることから同県人会に出入りし、このたび県費留学生として決定した。本来は昨年行く予定だったが、コロナ禍により本年に延期になったという。
石元さんは期待をつのらせた様子で、「コロナが終息し、無事留学できることを楽しみにしています」と述べた。「日本は農業分野においてもテクノロジーがかなり発達している。訪日の際は、ビニールハウスの構造や野菜の育て方、栽培方法など多くを学んでブラジルで活かしたい」と夢を膨らませている様子。
次世代を担う若手日系人がコロナ終息後に日伯間で大いに活躍することを期待したい。(淀)
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