国家衛生監督庁(Anvisa)が12日、インターネット上で新型コロナの予防接種ワクチンを売るという虚偽の宣伝を行っているグループがいるので注意するよう警告を発したと同日付現地サイトが報じた。
Anvisaが出した声明によると、この事実をメディアの報道によって知ったが、市警が既に同件に関する捜査を行っているという。
Anvisaはまだ、新型コロナの予防ワクチンの緊急使用許可申請を受けたのみ。現段階では、正式な使用登録はおろか、緊急使用許可を得たワクチンさえない。
Anvisaが登録または緊急使用を許可していない予防接種ワクチンは、安全性が保証されておらず、健康上のリスクを伴うため、売買が禁止されている。
Anvisaは、偽物の薬品は安全性や品質、有効性を確認する事ができないため、回復不能な健康被害をもたらす可能性があり、死に至る事さえあり得ると警告。
同庁が正式に承認したり、国外のしかるべき衛生監査機関が承認した会社のみが薬品類の製造、販売や配布を認められているのであり、それ以外の薬は購入したり使ったりしないようにと明言した。
Anvisaはまた、新型コロナの予防接種ワクチンの売買を行っているサイトやグループに関する情報を見つけたら、同庁監査・相談室(https://www10.anvisa.gov.br/ouvidoria/CadastroProcedimentoInternetACT.do?metodo=inicia)に連絡を取るようにも求めた。