『ぶらじる川柳』2020年11月号(227号)が刊行された。第67回全伯川柳誌上大会の特集号。弾琴集の会員自選=「正常な日々の幸せ思い知り」(高橋和子)、「春惜しむ自粛は読み書き創作に」(西田なるの)、「日向ぼこ句友に電話で相手欲し」(斉藤蒼山)はパンデミックらしい作品。「新聞は僕より先に死なないで」(竹内良平)は邦字紙冥利に尽きる一句。青粒抄=大城戸節子選「頑固者丸くなるのは背ばかり」(那須アリセ)は川柳らしい微笑みが広がる作品。久保久子選「閉じこもる日々を電話で癒やし合い」(高橋和子)など。