連邦政府が19日、大洪水や旱魃といった自然災害で苦しんでいる九つの市が非常事態にある事を認定し、連邦官報に掲載した。
大洪水の被害が認定されたのは、エスピリトサント州のカステロ市だ。
他方、ラゴア・デ・ヴェーリョ市(リオ・グランデ・ド・ノルテ州)、イタパジェ市(セアラー州)、ノヴォ・シングー市、セッテ・デ・セッテンブロ市、セナドール・サルガド・フィーリョ市、ヴィセンテ・ドゥットラ市(いずれもリオ・グランデ・ド・スル州)、エントレ・リオス市(サンタカタリーナ州)、カラウバス市(リオ・グランデ・ド・ノルテ州)の8市は、旱魃によって非常事態となっている。
非常事態の認定には厳しい基準が定められており、被害の実態報告や具体的な復興計画などを提出する必要がある。非常事態と認められた自治体は、入札を行わずに必要な資材やサービスの購入契約を結ぶ事が認められる。また、非常事態宣言下にある間はいつでも、連邦政府に対する支援要請を提出できる。(19日付アジェンシア・ブラジルより)