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《サンパウロ市》コーヴァス市長が10日間休職=がん治療後の休養のため

 サンパウロ市のブルーノ・コーヴァス市長(40、民主社会党・PSDB)ががん治療後の休養のため、18日から10日間休職すると18、19日付現地サイトが報じた。
 コーヴァス市長は19年10月にがんと診断され、シリオ・リバネス病院で化学療法や免疫療法といった治療を受けている。今回は免疫療法と並行して行われた放射線療法後、休養をとるようにとの医師の勧めを受け、休職する事を決めた。
 10日間の休職は19日付官報に掲載され、副市長のリカルド・ヌネス氏(民主運動・MDB)が市長職を代行する。

 コーヴァス市長は、食道から胃への移行部にあるがん発見後、化学療法を受けていた。化学療法終了後の検査で病巣が残っていたため、免疫療法を開始。放射線療法は免疫療法を補完するために採用され、12月14日から始められた。
 コーヴァス市長の担当医達は、18日に受けた放射線療法後の市長の状態は良好としつつ、若干の疲れと食欲不振を訴えていたと語った。担当医達によると、コーヴァス市長は仕事中毒で休養を取りたがらないため、コロナ対策や選挙戦、放射線療法などで蓄積した疲れを取り、万全の状態で執務に戻る事ができるために休養をと勧めたところ、やっと休職を認めたという。