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東西南北

 パンデミックの間に一躍知名度を上げた食べ物の配達などの携帯アプリは、今や生活に欠かせない存在になりつつある。だが、それに欠かせないモトボーイ(配達員)を狙う電撃強盗が増加している。市警強盗防止班によると、2019年1月と2020年9月を比べると、モトボーイを狙った犯罪は27%も増えたという。まさに、コロナでその存在が知れ渡り、需要が拡大した後に増加している。市警によると、勤務中のモトボーイを狙った殺人事件も増えており、昨年の12月30日には集団リンチにあった後に遺体を遺棄される事件まで起きた。依然として需要の高い重要なサービスゆえ、何らかの対策が必要では。
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 昨年12月に、サンパウロ州議会の予算審議会中に同僚議員からわいせつ行為の被害に遭ったイザ・ペナ州議の訴えが認められ、サンパウロ州地裁が、加害者のフェルナンド・クリー州議に対する捜査を開始する許可を出した。この一件は、イザ氏が議長と話をしている間にイザ氏の真後ろにくっついたクリー氏が、イザ氏の胸に触るなどの行為を行ったもの。その様子を収めた防犯カメラの映像がネットや全国のテレビにも放映され、強い反発を呼んでいた。
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 サッカーの全国選手権では今日、サンパウロ市モルンビ・スタジアムで天王山とでもいうべき一戦、サンパウロ対インテルナシオナル戦が行われる。首位サンパウロがここ3戦を2敗1分と足踏みしている間に、インテルが破竹の6連勝で勝ち点差1にまで迫った。サンパウロにとっては、この一戦が今季の行方を決定づける大きな試合になりそうだ。