ポルトガルがブラジルなどとの間の航空便の運航を1月29日から禁止することを発表した。27日付現地サイトが報じている。
ポルトガル内務省が27日に発表したところによると、この決定は感染力の強い変異型ウイルスにより、コロナ禍が世界的に悪化したのを受けてのものだという。
渡航禁止期間は1月29日から2月14日に及ぶ。双方の国への帰国者と人道支援関係者のみ渡航はこの間も認めるが、その場合も、渡航3日前までに行ったコロナウイルスの検査の結果、陰性の判定が出た人でないと渡航は認めない。また、到着後も14日間の隔離を義務付けるという。
ポルトガルの人口は1千万人ほどだが、66万9千人がコロナに感染し、現在も17万3千人が加療中だ。現在の入院者は全国で6600人で、783人が集中治療室にいる。また、マナウス市同様、酸素不足で窒息死する人が出ている。
ポルトガルは同じ言語圏ということで、ブラジルからの渡航者や移住者が多い国として知られている。