2020年のショッピングセンターの売り上げは前年比で33・2%落ちたと、28日付現地サイトが報じている。
28日にブラジル・ショッピングセンター協会(Abrasce)が明らかにしたところによると、2020年のショッピングセンターの売り上げは1288億レアルで、1928億レアルだった2019年より33・2%減少した。
その前の5年間はいずれも増加が続き、一番伸びが低かった2016年でも4・3%、過去5年間で最高だった2019年には7・9%の売り上げ増を記録していた。
中でも、全国で一斉にコロナウイルス対策としての外出自粛が行われた4月が最悪で、前年同月比で89%の落ち込みを記録した。
来客数も、全国601のショッピングセンターの総計が、5億200万人から3億4100万人にと32%下がっている。
ショッピングセンターの場合はデジタル化の遅れも目立ち、他の部門を支えたインターネットのオンライン販売に取り組んでいたところは、全体の29%にすぎなかった。