在サンパウロ総領事館(桑名良輔総領事)の安全情報によれば、グアルーリョス国際空港でカード不正利用の詐欺事件が発生した。
被害者は9日、出張のため同空港に到着し、第3ターミナル2階にあるATM機でキャッシングしようとクレジットカードを挿入した。結局、手数料が高額であったためキャッシングはしなかったが、後日オンライン明細を確認したところ、不正利用が判明した。被害総額約500ドル(約2500レアル相当)。
被害者が日本の銀行に被害報告したところ、行員から「同様の被害が多発していることから、海外の空港に設置されているATM機は使用しないように」との注意を受けた。
総領事館は、人通りの少ない場所や空港に設置されたATM機の利用を避け、カード支払時の操作は自身で行う、暗証番号入力時は手元を隠す、カード裏面のセキュリティコードをマスキングテープで隠すなどの対策を行うことを呼びかけている。