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《サンパウロ州》土日祝日の商業活動可能に=飲食店関係者の強い抗議受け

 サンパウロ州は3日、コロナウイルスの外出自粛規制のうち、土日に禁止していた商業活動を許可した。背景にはバーやレストランの関係者による連日のデモがあった。3日付現地サイトが報じている。
 サンパウロ州では1月25日より、同州全域で平日の午後8時から翌朝6時まで、土日、祝日を外出自粛規制で最低の赤レベルに認定し、必要不可欠なもの以外のすべての商業活動を禁止する命令を出していた。
 だが、1月22日の決定発表後、バー、レストラン関係者が抗議活動を連日行い、方針を変えざるを得なくなった。1月25日からの規制は本来8日まで有効だったが、それを前倒しし、6日から土日、祝日に関する終日の営業禁止を解いた。

 これでショッピングセンターやジム、美容院、公園などの運営が再開されることとなった。ただし、午後8時までとなる。
 ジョアン・ドリア知事は記者会見で、「州内の集中治療室の占有率が71%から67%に、わずかながら落ちた」ことを緩和の理由にあげている。
 同知事は、バーやレストランに対する援助金をもうける予定であることも明らかにした。