サンパウロ州政府が「コロナワクチンの州の接種予定に関し、フェイクニュースに注意を」と呼びかけている。それによると、ワッツアップなどを通じて「75歳以上の高齢者の接種が8日からはじまる」とか「28歳より下の接種の開始は7月1日以降」などの怪情報が流れているという。正しくは、90歳以上の高齢者は8日から、15日からは85〜89歳の人の接種となる。また、10代以下の子供の接種に関しては、まだ何も決められていない。「ワクチンを早く打って安心したい」と思っている人は多いだろうが、間違った情報を流されては医療機関も市民も混乱するだけ。落ち着いた対処が望まれるところだ。
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1日午後、大サンパウロ市圏サンベルナルド・ド・カンポで、35歳の市警備隊(GCM)員が70歳のジャーナリストの男性と口論の末、銃の奪いあいとなり、相手の顔に負傷させる事件が起きた。隊員はその直後に逃走しており、2日夜、逮捕令状が出た。この隊員はインダイアトゥーバのGCM所属だが、この日は休みだったため、妻が経営するペットショップにいて、対応の悪さに文句を言った客と口論となり、2階に上ると銃を持って戻ってきた。ジャーナリストは容疑者が銃を持っているのに気づいて奪おうとして、撃たれたという。男性は入院中で、容体の詳細は不明。
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2日のサッカーの全国選手権。パルメイラスはボタフォゴに1―1で引き分けた。1月30日にリベルタドーレス杯で優勝し、クラブW杯が迫る中での試合だったが、選手たちが体を慣らしておきたかったか、予想以上に主力選手が出場していた。パルメイラスは試合終了後の同日23時50分にクラブW杯開催地のカタールに向けて飛び立った。