国際交流基金サンパウロ日本文化センター(洲崎勝所長)の所長補佐に笹尾岳(ささお・がく、32歳、福岡県)さんが着任するにあたり、挨拶のため2日に洲崎所長と共に来社した。
笹尾さんは財務省主計局からの出向で、今回が初めての海外赴任地。「まだ日系社会について理解しきれていない事ばかりですが、出会った方とお仕事を通して、また個人的に呑みに行く等して親睦を深めていきたいです」との希望を語った。
笹尾さんの財務省上司で、同日本文化センター元副所長でもある浦祐一さんから2年程前、「ブラジルは良い所だぞ」と何度も聞かされていたという。中でも「人が良く、子どもがいたら必ず手助けしてくれる」という言葉がブラジルの良いイメージとして強く残っていると振り返った。
前任の髙間木翔所長補佐は昨年の4月5日に伯国内の新型コロナの感染拡大に伴い避難のため一時帰国し、6月20日には笹尾さんが後任を務める事が決定。しかし、コロナ禍により本部勤務による国内待機が続いていたという。
昨年、新型コロナの感染者数が落着いてきた時期を見計らい、12月20日に来伯、着任した。
「パンデミックが終ったら是非、あちこちに足を運びたいです」と力強く頷く。担当するオンライン映画事業『JFF Pulsオンラインフェスティバル』についても「リアル映画祭など各地で展開していきたい」と意気込んだ。
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笹尾岳所長補佐はブラジル到着後から年末年始にかけて自主隔離を行ったという。その間にさっそく、近くの店でブラジル産ビールを30種ほど購入して試飲し、写真と共に味わいや喉ごしなどを記録したという。「買った物には外国産も多かったので、ブラジル産ビールをもっと試してみたい」と既にグルメ振りを発揮。パンデミックにもめげず、ブラジル生活を満喫し始めている様子だった。