現在、クラブW杯参加のため、カタールに遠征中のパルメイラス。同大会には準決勝からの参加で、北中米代表のUANLティグレス(メキシコ)との対戦となる。同チームにはボランチのレギュラーにかつてアトレチコ・ミネイロで活躍したブラジル人選手ラファエル・カリオカがいるが、国際的に有名な選手はいない。試合は、ブラジリア時間の7日の15時からとなる。この試合でパルメイラスが勝てば、11日に欧州代表のバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)とアフリカ代表のアル・アハリ(エジプト)戦の勝者と対戦することになる。サンパウロ州では特に、「セム・ムンジアル(世界一なし)」とからかわれているパルメイラスだが、返上なるか。
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サンパウロ州検察局は4日、1月30日にカンピーナス市で保護された、ドラム缶の中に閉じ込められていた11歳の少年が入院している様子を写した写真が、名前や顔も明示して流れたことに関する捜査を求めた。少年は、家の最上階のドラム缶の中に5日間、水も食料も与えられない上、手足と腹部を錠前付きの鎖でつながれ、座ることさえできないまま閉じ込められていた。虐待していた父(31)や、継母(39)とその連れ子の姉(22)は逮捕済みとはいえ、被害者である未成年者のビデオや写真をぼかしも入れず、実名入りで流すのも違法行為だ。
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サンパウロ州内陸部にあり、外出規制赤レベルのイタペヴァ市で人々が密集する違法フェスタを開催し続けていた男性が、10万レアルの罰金の支払いと人工呼吸器購入を命じられた。州内では土日、祝日の赤レベル解除が3日に認められたばかりだが、商店主たちにしてみれば、「パンデミックを自分たちのせいにする前に、こういう人たちこそ取り締まってほしい」といったところか。