リオ市北部のチジュッカ区に住むカルロス・エドゥアルド・メネゼス氏が、道路の穴を目立たせるため、黄色いペンキで穴の周りを囲むという、静かな抗議行動を続けている。
この抗議行動は、メネゼス氏自身が車のサスペンションの修理に5千レアルを費やす必要が生じたのに、市役所に苦情を言っても何もしてくれないとして始められた。
市役所に地域の実情を知ってもらうと共に、同様の事故で泣く人を減らしたい願いで1月の終わりに始めた活動は、週2回、黄色いペンキとローラーを持って出かけ、穴やひび、段差などにマークを付けている。10日余りでつけたマークは500個に達した。極端な例はアンドラーデ・ネヴェス街で、1キロ足らずの区域に125個の穴があったという。
活動開始後、数日したら市役所の人が来て、いくつかの穴は塞いだが、排水溝があってできた段差などはそのままだ。同地区に住む男性は、ベネゼス氏が付けたマークを避けて運転するようにしているが、それでも何度か穴に落ちたという。
メネゼス氏は既に50リットルのペンキを使ったが、「行けるところまで行く」と明言する。
市の担当者は、1月は同市北部だけで811カ所の穴を塞いだし、作業は継続中と話している。また、アンドラーデ・ネヴェス街の段差については、現地を視察した上で同地区の担当業者と連絡をとり、段差を修復するが、穴を塞ぐ作業は市役所の担当だから、市が必要な措置を行うという。(8日付G1サイトより)