上院最年長のジョゼ・マラニョン上議(民主運動・MDB)が8日、新型コロナ感染症で死去した。87歳だった。9日付現地紙が報じている。
マラニョン氏は昨年11月29日、パライバ州ジョアン・ペッソアの市長選決選投票に出向いた際に気分が悪くなり、検査のため、同市ウルキザ・バンデルレイ病院に入院。さらに容体が悪化したため、12月3日にサンパウロ市のヴィラ・ノヴァ・スター病院に転院となっていたが、退院することなく他界した。
マラニョン氏に代わってニルダ・ゴンジム氏(MDB)が補欠から昇格して上議となる。同氏はすでに1月から代行を務めていた。
マラニョン氏は1933年にパライバ州に生まれ、1955~69年にパライバ州議を4期、83~95年には下院議員を3期務めた。この間、1988年発効の現行憲法を定めるための制憲議会にも参加している。1995〜2002年、2009〜10年にはパライバ州知事を務め、上院議員にも2002年と14年に2度当選。MDBの同州支部長も務めていた。
上院では昨年10月21日にも、アロルデ・デ・オリヴェイラ上議(83)が新型コロナで亡くなっている。