市場での2021年のインフレ予測が6週連続で上昇した一方、国内総生産(GDP)の成長予測が下がったと、17日付現地サイトが報じている。
これは中央銀行が発表している「フォーカス」の最新版で明らかになったもの。それによると、年末時点の消費者物価指数(IPCA)の予想値は8日に発表された3・60%からわずかに上昇し、3・62%となった。
これで6週連続での上昇修正となったが、連邦政府の21年のインフレ目標は3・75%だから、現時点ではそれをまだ下回っている。
2020年の目標(中央値)は4%だったが、食料品価格の高騰などが響き、4・52%で終えている。この値は2016年以降では最悪の数字だった。
2022年のインフレ予測は目標値の3・50%をわずかに下回る3・49%のままだ。
一方、GDPの予測に関しては、2021年は3・43%の成長が予測されているが、8日に発表された3・47%を若干下回った。22年の成長予測は、2・5%増のまま保たれている。