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《リオ市》カーニバル=宿泊施設の利用率は63%=昨年同期の3分の2に止まる

リオ市有数の観光名所であるキリスト像(Tania Rego/Agencia Brasil)

 新型コロナの感染拡大でカーニバルの期間中も公式イベントがキャンセルされた事で、リオ市の宿泊施設の利用率は平均で63%に止まった。
 リオ市の宿泊施設手段組合(Hoteis Rio)が18日に発表したもので、昨年同期の93%と比べると3分の2だ。それでも、50%位まで落ち込むのではとの事前予想は上回った。
 利用率が最も高かったのはイパネマ/レブロン地区の70%で、レメ/コパカバーナ地区の64%や、フラメンゴ/ボタフォゴ地区の63%がそれに続いた。バーラ/サンコンラド/レクレイオ地区は60%、市中央部も56%に止まった。
 利用のピークは12~15日で、各地区の利用率は65~80%に達し、満室となったホテルもあった。

 Hoteis Rio会長のアルフレッド・ロペス氏は、カーニバル恒例のサンバパレードなどは何一つ開催されなかったのに、これだけの利用率を記録した事を肯定的に評価。「美しい海岸や観光資源の豊かさが、大きなイベントがない中でも宿泊施設を利用しようとする人達を呼んだ」と語っている。
 Hoteis Rioによると、利用者の95%は国内からの観光客で、サンパウロ州やミナス州、リオ州、エスピリトサント州、リオ・グランデ・ド・スル州からの人が多く、大半は夫婦か家族連れだったという。
 宿泊客の5%を占めた外国人客は、米国やアルゼンチン、チリからの人達だったという。(18日付アジェンシア・ブラジルより)