新型コロナの感染拡大で、サンパウロ州での1月の出生数は4万5222人で、昨年1月の5万3690人を15・7%も下回った。
サンパウロ州の自然人登録者協会(Arpen―SP)が19日に発表したもので、今年1月の出生数は、同月としては2002年1月以来の少なさだという。Arpenでは、新型コロナのパンデミックで妊娠・出産の先延ばしを決めた夫婦が増えたと見ている。
サンパウロ市の場合は減少率がさらに大きく、昨年1月の1万5899人より21・53%も少ない1万2476人に止まった。サンパウロ市の場合は、2004年以来の少なさだという。
Arpenによると、新型コロナのパンデミックで出生届の期限が延長されており、出生数が増える可能性はあるというが、いずれにせよ、昨年同月並みの出生数となる事はなさそうだ。(19日付アジェンシア・ブラジルより)