18~20日にテルアビブで開催された柔道のグランドスラムの最終日に、ブラジルのマリア・スエレン・アルテマンが3位に入り、ブラジル選手としては今年初となるメダルを獲得した。
スエレンは準決勝でブラジル出身だがポルトガルに帰化したロシェレ・ヌネスに技あり一本で敗れ、3位決定戦に進んでいた。3位決定戦の相手はポルトリコのメリッサ・モヒカで、技あり一本で勝利した。
スエーレンは今回の3位入賞により、世界ランキングでも3位に昇格。また、東京五輪に出場するためのポイントも500点上乗せされた。
スエレンは重量級の女子選手としては最も高位につけており、世界ランキング7位だがテルアビブでの大会には出場しなかったベアトリス・ソウザと五輪代表を争う事になる。
スエレンにとって、今大会でのメダルは新型コロナのパンデミックで中断していた国際試合に再び参加し始めてからの4大会で三つ目のメダルとなる。
国際試合への復帰第一戦は昨年10月のハンガリーでのグランドスラムで、やはり銅メダルを獲得。11月の汎米大会では優勝した。唯一メダルを逃したのは、今年1月に開催されたワールド・マスターズだ。
今大会では初日、二日目にもブラジル選手が参加したが、メダルには届かず、最終日に望みを託していた。
最終日の試合には男子選手も2人参加したが、90キロ以下級のラファエル・マセドは初戦でポーランドの選手に敗れて敗退。100キロ級のレオナルド・ゴンサルヴェスは準々決勝でチリのトマス・ビリセニョに敗れ、メダルを逃した。
なお、ロシェレ・ヌネスはフランスのロマヌ・ディッコに敗れ、2位となった。(20日付アジェンシア・ブラジル、同UOLサイトより)