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《ブラジル》大統領令でPPIの対象認定=民営化計画には公社も含める

混雑解消などが求められる空港(Tania Rego/Agencia Brasil)

 ボルソナロ大統領が投資パートナーシップ・プログラム(PPI、官民合同投資計画)の対象となる道路や港、空港のリスト入りの大統領令を出し、開発を認定したと23日付官報に掲載した。
 この大統領令では、港湾や空港部門に関連する連邦公社を国家民営化計画(PND)に含める事も規定している。
 PPIによる開発の対象にはサンパウロ州、リオ州、アマパー州、ミナス州、マット・グロッソ・ド・スル州、パラー州、アマゾナス州にある24の空港が含まれており、各々の開発計画はインフラ省が検討・立案する。また、民営化に必要な事柄に関する責任は民間航空監督庁(Anac)が負う。
 大統領府総務室が出した声明によると、民営化や経営権の委託を個別に行うか、ブロック単位で行うかの判断は今後の研究次第だ。また、PPI採用は、民間主導で各施設の近代化や拡張を図るためとしている。

 PPIと民営化の対象に入っている空港には、リオ州のサントスドゥモンやジャカレパグア、サンパウロ州のカンポ・デ・マルテやコンゴーニャス、ミナス州のテネンテ・コロネル・アヴィアドル・セーザル・ボンオナトやマリオ・デ・アルメイダ・フランコ、マリオ・リベイロなどが含まれている。
 国道は、ゴイアス州やリオ州、サンパウロ州を走る414号、80号、101号、116号などの8本がPPIの対象となり、マット・グロッソ州の163号やパラー州の230号、リオ州の40号は民営化の対象ともなっている。
 港湾部の開発は、リオ・グランデ・ド・スル州ペロタス港のPEL01、パラー州ヴィラ・ド・コンデ港のVDC10A、サンパウロ州サントス港のSTS11などが対象となっている。