「ビデオゲームの達人」として有名だった19歳の女性が22日午後、ゲーマー(ゲーム愛好家)でサンパウロ市在住の18歳の少年に刺殺される事件が発生した。23、24日付現地紙、サイトが報じている。
殺害されたのは、イングリッジ・オリヴェイラ・ブエノ・ダ・シウヴァさんだ。彼女はビデオゲーム「コール・オブ・デューティ」を専門とするゲーマーで、「eスポーツ」という団体に所属。「ソル(Sol)」という通称で知られていた。
殺害したのは「フラッシュライト」という通称で知られる18歳の学生で、別団体「ゲーマーズ・エリート」のゲーマーのギリェルメ・アウヴェス・コスタ容疑者だ。
コスタ容疑者はゲームを通じて1カ月ほど前にイングリッジさんと知り合いになり、自宅に誘ったという。同容疑者によると、最初から殺人が目的で、その体験をもとに本を出版しようと考えていたという。
イングリッジさんの遺体は容疑者の兄によって発見された。遺体には数カ所の刺し傷があったという。コスタ容疑者は逃走し、自殺するつもりであることを家族にほのめかしていたが、兄弟の説得により自首したという。
コスタ容疑者はゲーマーズ・エリートの仲間のワッツアップに、殺人を犯したことをほのめかすメッセージやビデオを送っていた。