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《ブラジル》1・3トンの大麻を押収=車両検査に同伴の犬大手柄

荷台の奥の偽装された壁とその奥に隠されていた大麻(Policia Militar/Duvulgacao)

 ブラジル中西部のマット・グロッソ・ド・スル州の州道40号線で24日、犬のお手柄でトラックの車体に隠された大麻1・3トンが押収されるという事件があった。
 連邦警察と軍警が共同で行っていた車両検査で引っ掛かったのは、40歳の男性が運転していたトラックだ。最初の検査では不審なものは何も見つからず、運転手が無事通過と胸をなで下ろした時、軍警が突撃隊の使う警察犬を連れてきた。
 嗅覚の鋭い犬は、麻薬が隠されている事をすぐに察知。警官が荷台の奥の壁の部分を壊してみたところ、ビニール袋に詰めて梱包された麻薬が見つかった。

 動かぬ証拠を突き付けられた運転手は、荷台の奥の壁は偽装用で、その奥に大量の麻薬が隠されている事と、サンパウロ州まで届けたら2千レアルをもらえる事になっていたと告白した。
 警官が改めて壁を壊してみると、小さく梱包された麻薬の塊が次々に現れ、総重量1・3トンという大捕物となった。
 押収された大麻とトラックは連邦警察まで運ばれ、運転手も麻薬の密売で現行犯逮捕された。今回のようなケースは、5年から15年の実刑の対象となる。(25日付G1サイトより)