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《ブラジル》大サンパウロ市都市圏で再び外出規制強化=計6地区でレベル降格

 26日、サンパウロ州政府のコロナ対策である「プラノSP」で外出規制の見直しが行われ、大サンパウロ市圏を含む4地区がオレンジ・レベル(下から2番目)に降格した。26日付現地サイトが報じている。
 プラノSPは24日にも、26日から3月14日まで、州内全域で23時から翌朝5時の外出禁止と定めたが、その2日後にさらに外出自粛規制を強化した。
 新しい規制では大サンパウロ市都市圏、カンピーナス、レジストロ、ソロカバの4地区を、下から3番目の黄レベルから2番目のオレンジ・レベルに下げた。
 大サンパウロ市都市圏では既に、ABC地区の集中治療室の占有率が急上昇と報じられていた。これらの地域では独自に、より強い規制措置を採用している。

 オレンジ・レベルでは、商業の営業時間が黄レベルでの12時間から10時間に短縮される。また、バーは営業停止となり、レストランも酒類の販売を20時までに規制とされる。
 今回の査定により、黄レベルはアラサトゥーバ、ピラシカーバ、サントス海岸部のみとなり、オレンジ地区が8地区に増えた。
 また、リベイロン・プレットとマリリアの2地区が赤レベルに降格。変異株による感染が確認され、ロックダウンを行っているアララクアラなど、赤レベルが6地区に増えている。
 赤レベルでは必要最低限のもの(食料品や薬品類、ガソリンなど)以外を扱う店などの活動ができなくなる。