1月28日、サンパウロ日伯援護協会(援協、税田清七パウロ会長)の1月定例会議が援協本部ビルで行われ、昨年退任した与儀昭雄(よぎあけお)前会長と、財産管理委員長などで理事を長年務めた早川量通(はやかわ・かずみち)さんに感謝状が手渡された。
感謝状を受けた与儀前会長は「援協の活動に携わることができ、大変光栄に思います。一緒に頑張ってきた理事会の皆さんに感謝を申し上げます」と会長を務めた4年間を感謝と共に振り返り「今後も援協のプロジェクトに参加、協力していきたい」と述べた。
早川さんは「援協の活動を通し、人間として成長の糧を頂いた」と長い活動期間を振り返り、「私が援協の仕事を引き受け始めたときは、まだ文協の地下を借りていた頃。机ひとつに電話ひとつ置いてあるだけだった」と感慨深げに語る。
早川さんは1962年に南米開発青年隊で渡伯。援協の前会長・菊地義治さんの後輩にあたり、二代目会長の中沢源一郎さんの農場で1年お世話になったのをきっかけに援協に誘われたという。
早川さんは昔、中沢さんに言われた「これから色々あるだろうけど、人生は一本道ではない。尺取虫が伸び縮みするように進んでいきなさい」という激励の言葉を回想し、「援協も困難にあう事もあるかと思いますが、これからも弱い人に寄り添う組織であってほしい」とさらなる発展を願った。